2017-10-14から1日間の記事一覧

魍魎、そして匣

京極夏彦 「魍魎の匣」を読んだ。表題にある通り「魍魎」と「匣」を軸に話が進んでいく。匣について思ったこと。 この小説には作中作「匣の中の娘」が登場する。箱を満たす、空間を埋めるという妄執に取り憑かれた男が匣に収められた娘に出会い、それに魅入…