今日見た映画(キングスマン:ゴールデン・サークル、レズ戦車)
今日は映画を観に行こうと思っていて、前日から上映時間を調べて準備していたのに朝起きたらメチャメチャ寒くて布団から出られず二度寝した。二度寝してからもう一回上映時間を調べたら今からでも間に合いそうだったので映画館まで足を運んだ。
特に何かがあったわけではないけどそこそこに余裕の無い日々が続いていて、映画館に来たのは久しぶりだった。今調べてみたら6月のKING OF PRISM PRIDE the HEROを観た時が最後だったので半年以上空いていたらしい。
あまり映画を観る習慣の無い家庭で育った。映画館で観る機会となるとなおさらで、記憶しているのは二、三回ほどしかなかった。その分を埋めようとして積極的に観ていこうと考えていた時期もあったのにすっかり忘れていた。
何か新しいコンテンツを、特に外出しないと手に入らないコンテンツに触れるのは結構メンタルに余裕が必要なようで(もちろん人によって程度は変わる)、興味の湧いた映画をスッと観に行けるくらいの精神的な余裕をキープしていきたいなと思った。まあそういうわけにも行かない人が多いんだろうけど。
適当にコンビニで買ったサンドイッチを詰め込みながら発券した。平日の昼だったので誰もいないかと思っていたのに意外にも4割くらい埋まっていて驚いた。
1本目は「キングスマン:ゴールデン・サークル」。
ロンドンの高級テーラーを表の顔とする世界屈指の諜報機関キングスマンが派手に人を殺しまくるアクション映画の続編。人がサクサク死ぬという触れ込みが魅力的で、前作は観ていなくても問題無いとのことなので選んでみた。
開幕早々にド派手なカーチェイスが繰り広げられてもうこれだけで面白かった。ビシッと高級スーツに身を包んだ英国紳士が高級車内で取っ組みあいの銃撃戦をする。車はスパイ仕様なので至る所に銃が隠されていたりしてマウントの取り合いの行方が読めない。ロンドンの夜とカーチェイスの奇妙なマッチが観ていて気持ちよかった。
この映画には「秒でアガる」というクソ頭の悪いキャッチコピーが付けられているのだけど、実際秒でアガってしまう。本当に良いコピーだと思う。
タイトルにもなっているゴールデン・サークルとは今作で敵対する世界規模の巨大麻薬組織だ。
組織を取り仕切る女ボスのポピーは摘発を恐れてカンボジアの山奥に潜んでいるのだが、自己顕示欲の強い彼女は山の中でひっそりと静かに暮らすことには耐えられず、山の中に50年代の町並みを模した建築物を用意させてポピーランドと名付けてそこに住んでいる。
カンボジアの山奥に作っていい建物じゃない。
この女はマジでイカれているので人の命なんてどうとも思っちゃいない。二枚目の画像左側に座っている浅葱色の服を着たハゲはこのあとミンチ肉にされる。「無残に殺される」という意味の比喩ではなく、加工機に掛けられて文字通りのミンチになる。右の男はそのミンチで作ったハンバーガーを食わせられる。フィクションならではの荒唐無稽さがガンガンに突き刺さってくる。最高。
この映画では人の命が軽い。ポピーはヘマをした手下をすぐに惨殺するしキングスマンのメンバーですら冒頭にミサイルを本部に打ち込まれて大半が死ぬ。警備役のモブチンピラに至っては死に様すらロクに映してもらえない。
そんな世界観の上に立っているにも関わらず、魅せるべき場面では死を重く表現できていた。そこが特に面白かった。ただ人を殺しまくるだけの爽快スプラッタではない、文脈と伏線の先にある展開が良かった。
昼は蕎麦と丼のセットをハイボールで飲んだ。薄くてアルコールの度がキツいだけのハイボールが平日の昼間から飲んでいる事実だけで最高に美味かった。落伍の味がした。
2本目「ガールズ&パンツァー最終章 第1話」。レズ戦車。
安藤と押田がレズセックスしてて、うひゃーーって言ってたら終わった。たのしかった。
ハァ…………
顔…………
何も分からなくなったので終わりです。