プリンセス・プリンシパルというアニメがすごく面白いということと、10/10まで無料配信中なので是非、という話

 

プリンセス・プリンシパルが無料配信中だったので一気に見ました。丁寧に作られた、とても良いお話でした。

Twitterで検索してみると、やはりこの無料配信に乗じて視聴を始めた人が大勢いるようでした。一話を見れば一気にハマるタイプの作品なので納得ですね。

一方で、「周りが盛り上がっているけどいまいち何のことなのかわからない」「そもそも知らない」という人も多くいると思います。

そういった人たちの興味を引けるよう、そしてネタバレにはならないよう、一話の内容に絞って面白かった部分について書きました。最終話まで見て熱が上がっているので一気に吐き出したい気持ちもあります。

 

プリンセス・プリンシパルは19世紀末のロンドンを舞台にしたスパイアクションスチームパンクアニメーションです。

ロンドンの情感をたっぷりに描写した映像とスパイをテーマにした頭の良いシナリオが魅力です。

www.nicovideo.jp

 

 1話「case13 Wired Liar」

このサブタイトルがもう格好良い。韻を踏んだ、声に出して読みたくなる副題が続きます。一番好きなのは7話の「case16 Loudly Laundry 」です。

 

さて冒頭。世界観の説明が入ります。この時点では何も頭に入ってこないと思うので「共和国と王国の二者が対立している」「主人公たちのチームは共和国側の組織」ということだけ把握しておけば大丈夫です。

次にOP。これが本当にオシャレで格好良くて、言葉で説明して伝わるようなものでもないので見て判断してもらいたいです。

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主人公のアンジェさん。顔が良い。

 

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この五人がスパイのチームです。影が顔を覆うほど多く使われており、明るい話だけでは済まないだろうと予感させます。

 

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 ここの機械作りの花が好きです。

 

OPが明けると本編が開始。回る歯車、吹き出す蒸気。スチームパンクをやっていくぞ、という意思が伺えますね。

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ここから依頼者である研究者の男との邂逅や派手なカーチェイスがあるのですが文章だと冗長になりすぎるので省略。

 

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研究者エリック。王国から共和国への亡命を希望し、諜報機関にサポートを依頼。後になってから妹も亡命させたいと言い出すなど不審な点もあります。

 

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アンジェたちに匿われたエリックは亡命当日までの日々をアンジェお手製のオムレツを食べたりして過ごします。

 

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夜のバルコニーでお互いの身の上話や生い立ちの話をしたりもします。正直悪くない雰囲気で、そういう方向に進むのか?とも思わせます。星も綺麗です。

しかしそう簡単に行かないのがこのお話。エリックの裏切りが発覚します。エリックは王国側と通じており、アンジェたちが用意する亡命ルートを解明する役割を任されていました。裏切りをいち早く察知したアンジェはエリックを連れ出し、他のメンバーは王国側の部隊を強襲します。

ここのカチコミの手際の良さと慈悲の無さがまた面白く、命が簡単に消費されていく厳しさを感じます。

 

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無事エリックを連れ出したアンジェ。ここから一話最大の見せ場である二人の対話が始まります。

「ここが終点よ」車を停車させるアンジェ。

車から飛び降り距離を取るエリック。震える手で銃を構える。 

「弾なら抜いてあるわ」慌てる様子もないアンジェ。こちらも下車。

「あなたはスパイに向いていない」

「これで僕は亡命することも、研究所に戻ることもできなくなった」

「あなたの妹も、一生あのまま」

「……」

「黒蜥蜴星では、殺す前にサインを貰うことになってるの」

「流石は家族を殺された経験者だな」

「あれは貴方を油断させるための嘘」

「じゃあ、君のオムレツが美味しかったことも」

「嘘よ。買ってきたの」

「星が、綺麗だったことも」

「きっと嘘ね」

「殺すのか、僕を」

「いいえ」発砲。崩れ落ちるエリック。

「いいえ いいえ いいえ……」三度の発砲。完全に事切れるエリック。

 

この一連のやりとりにはこの作品のテーマの一つである「嘘」が丁寧に盛り込まれています。

まず「弾は抜いてある」これは嘘です。このあとのエリックが銃を落とすシーンをよく見ると銃弾がしっかり描かれていますし、何よりアンジェはこの銃でエリックを撃ちました。

 

そして「あなたの妹も一生あのまま」これも嘘です。エリックにサインさせた書類はよく見ると死亡保険の申込書で、受取人は妹。繰り返し撃ったのは自殺だと思われないようにするためです。

 

「殺すのか」「いいえ」もちろん嘘。

 

「家族を殺されたというのは油断させるための嘘」

「オムレツが美味しかったのは嘘」

「星が綺麗だったことも嘘」この三つも全て嘘。最後の三度の「いいえ」がそれぞれ嘘だと言ったのは嘘だと示しています。

 

この場面で描写されるアンジェのスパイとしての生き方、そして優しさ。おそらくこの文章ではほんの少ししか伝わらないと思うので是非視聴して味わってみてほしいです。

 

ここで少しのエピローグを挟んで1話は終了します。ここから各メンバーに焦点を当てた話がされたり、アンジェとプリンセスの関係が描写されたりと見所は書ききれないほどあります。6話とか……8話とか……トランプとか……ドロシーとか……カサブランカの白い家とか……ドロシーとか……

今日から見ても一日一話のペースで充分に無料期間内に見てしまえるので興味のある方には是非見てもらいたいです。本当に丁寧で、良く作られたお話です。

二期の制作も売り上げによっては企画される可能性があるようなので、期待して待ちたいと思います。では。

www.pripri-anime.jp

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